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江戸川区、瑞江、田所歯科医院的コラムとか、ブログとか、その他もろもろ。江戸川区瑞江の歯科医が、思い立ったことを思い立ったまま、なんとなく更新していくんじゃないかと。 

ジェルコートF

   ↑  カテゴリー: 歯磨き粉
ジェルコートF
ジェルコートFには、0.05%の塩酸クロルヘキシジンと950ppmのフッ化ナトリウムが入っています。

クロルヘキシジンは歯周病菌に対して最も効果が高いといわれている殺菌薬です。
出来ればもう少し濃度が高い方が効果があるのですが、現在、日本で売られている歯科用のものは、0.05%に濃度が抑えられています。
以前は、コンクールFが0.36%の濃度があったのですが、残念ながら現在は0.05%に変更されています。
この濃度では口の中の細菌を、殺菌する効果はあまり期待できないかもしれません。しかし、クロルヘキシジンは殺菌効果の持続時間が12時間と長いこともあり、細菌の増殖を抑制する効果はあると考えています。

クロルヘキシジンの欠点として、歯牙の着色と、味覚障害があります。
長く使っていると、歯が黄色っぽくなってしまうのですが、これはあくまで表面的なものなので、磨けば落とすことが出来るので心配はいりません。
ジェルコートFには研磨剤が入っていないので、一週間に一度くらい研磨剤の入っている歯磨き粉で磨き、黄ばみを落とすようにするか、歯医者さんに行ってPMTC(お口の中のクリーニング)をすれば、きれいな状態になります。
味覚障害は、この濃度であればさほど心配ないと思います。もし、あったとしても一時的なものなので、2・3日使うのを止めておけば元に戻ります。

次にフッ素について。
日本で売られている歯磨き粉の多くにはフッ素が入れられています(前述のリペリオにはフッ素は入っていません)。
フッ素の種類は、フッ化ナトリウム(NaF)かモノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)のどちらかの成分が入れられていることが多いです。
ジェルコートFにはフッ化ナトリウムが入っていますが、こちらの方がフッ素としての効果(歯質を強くしたり、再石灰化を促す)はモノフルオロリン酸ナトリウムに比べて高いといわれています。
濃度は950ppm。日本では薬事法で歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度が1000ppmまでと決められているので、フッ素含有の歯磨き粉の濃度はだいたい950ppm前後のものが多いです。
ジェルコートFはフッ素コート剤と銘打っていますが、他のフッ素入り歯磨き粉と比べて、特に濃度が高いわけではありません。
違いは、ジェル状なので細部にまでいきわたりその場に留まりやすい性状だということです。普通の歯磨き粉には含まれている発泡剤や研磨剤はフッ素の効果を妨げることがあるのですが、ジェルコートFにはそれらが入っていません。

僕の医院では、リペリオや他の歯磨き粉でブラッシングしたあと、豆粒大のジェルコートFを歯ブラシにつけて、マッサージするように全体に塗り込むように指導しています。
その後のうがいは一回だけ。ちょっと味が口の中に残っているくらいで大丈夫です。

ちなみに、ppmってよく聞きまますが、どのくらいの単位か分かりますか?
1ppm=0.0001% のことです。

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2012/01/15 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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