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江戸川区、瑞江、田所歯科医院的コラムとか、ブログとか、その他もろもろ。江戸川区瑞江の歯科医が、思い立ったことを思い立ったまま、なんとなく更新していくんじゃないかと。 

本当に痛くないの?

   ↑  カテゴリー: 無痛治療
無痛じゃないじゃん。

歯科医院のホームページなどを見ていると、無痛治療という言葉が出てくることがあります。
無痛治療って一体なんでしょう。
字を見れば一目瞭然、痛みのない治療なのでしょう。
歯科治療は痛いところというイメージがありますから、全く痛みのない治療があるのなら誰だってそうしてもらいたいことでしょう。
見ていると、無痛治療という言葉はいろいろな意味で使われているようです。
だから、誤解も多いのです。
レーザーや『カリソルブ』などの虫歯を溶かす薬、3Mix法の虫歯の部分を全部除去しなくても薬の力で進行を抑えるという薬を使って、歯をあまり削らなくても良いという方法を紹介しているところがあります。
または、笑気ガスや静脈鎮静法を使った、意識をもうろうとさせて痛みを感じさせなくさせる方法などを無痛治療といっているところもあるようです。
一般的には、無痛治療というと麻酔をして痛みをなくしてから治療することをいうことが多いようです。
「え!? そんなの当たり前じゃん」そう言っている方もいるかもしれません。
「麻酔の注射が痛いんじゃないか!」
昔の歯医者さんは、ちょっとくらいの虫歯だったら麻酔せずにガリガリ削るなんてことはよくありましたから、それに比べればだいぶ良いのかもしれません。
実は、僕もこの無痛治療という言葉には少し違和感を持っています。
無痛というからには、痛みが全くないんですよね。
レーザー治療も、実はチクチクとした痛みを感じることもありますし、その他の治療もドリルを使わなくてすむというだけで、全く痛みを感じないわけではなかったりします。
笑気麻酔や静脈鎮静法はそもそも痛みをとるための処置ではなく、緊張を解きリラックスさせるための処置です。
で、麻酔は注射をしなくちゃならない。
その注射をいかに痛くないようにするか、この当たりが無痛治療の肝なのでしょうか。
表面麻酔をして、細い針を使って、麻酔の痛みはかなり少なくなっていると思います。
だけど、全く、ほんのちょっとでも痛みを感じないのかと言われるとハードルが高いです。
ほっぺた引っ張るだけだって唇が乾燥していると痛かったりします。
せめて、『極微痛治療』とか、『超減痛治療』とか、『ほとんどだいたい無痛治療』くらいなら良いと思うのですが……

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(記事編集) http://tadokoroshika.blog.fc2.com/blog-entry-14.html

2012/02/12 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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